失敗、後悔しない転職

ネットベンチャーや、外資系企業、いわゆる大企業と様々な企業文化を経験した筆者が長年培ってきた経験を元に失敗、後悔しない転職の考え方をお伝えします。

転職面接時に給与交渉すべきかどうか?

お金の話は控え目にしておくことが美徳される日本人にとっては難しい問題かと思います。
やりがいや社会に認められる為に働くという方もいらっしゃると思いますが、それでもやはり給料条件は働く方には軽視できない最重要条件の1つかと思います。
本音では誰しももらえるだけもらいたいと思うもの。
とはいえ建前としては、そんなに強欲な人と思われたくないし、給与交渉することでその後その会社で「あいつは会社や仕事を選んでうちに来たわけではなく、給与目当てで転職してきた」と目をつけられるのを恐れる方もいらっしゃるかと思います。
 
答えはどちらかという話ですが、私は迷わず給与交渉すべき、と答えます。
理由は2つあります。
1.生活が楽になり、自己投資にも回せる
やはり冒頭挙げた給料が多い方が生活する上で楽になります。現在はアベノミクス効果で景気も上向きになっていると言われますが、またいつなんどきリーマンショックのようなことが起きるか分かりません。
また生活に余裕が出来ると、仕事の勉強や資格取得への投資に回すことができ、仕事での成果が残せ、また給料が上がるという好循環サイクルを生み出す効果も期待できます。
 
2.昇進と関係する
実は筆者はこの2点目の理由を重視していただきたいと思っています。
多くの会社では給与レンジとポスト(等級)が連動しているということです。
入社時で給与交渉する=ポスト(等級)の交渉をすることになります。
 
入社後はあなたに給与交渉の余地はほぼと言って良いほどありません。給与レンジが低く入社してしまった場合には、その後なかなかポストが上がって行かないことに焦りを感じることもあるでしょう。
入社前は唯一あなたがその会社と対等に話が出来る状態で、この状態を利用して(給料というよりも)ポストの交渉を最大限すべきです。
まずは働き甲斐が一番で、給与はどうでも良いです、という話をしてしまうと、入社後になかなかポストが上がらず、結果裁量権も得られない為、やりたい仕事に就けないというパターンは避けたいものです。
 
最後にお金の話がしづらい方への給与交渉のテクニック・Tipsをお話しします。
つまり、裁量権やポストを上げる交渉にすり替えるのも1つの手です。
どういうことかと言うと、「私は責任を持ってより大きな仕事を進めたいので、裁量権や責任ポストを上げてください」と話を持っていくことと連動して、それが実は給料を上げる話になっているという事です。
 
失敗・後悔しない転職の為に、少しでもご参考になればと。